奥さんから妊娠の報告を受けたら、旦那さんはどのようにサポートするのが正解なのでしょうか?
「何をされたら嬉しくて、何をされたら嫌なのか」
初めてのことばかりで、奥さんはもちろん、旦那さんもわからないことが多いかと思います。
今日は、私が実際に体験してみて、夫にしてもらって嬉しかったことや、こんなことに気をつけるといいと思うことをお話したいと思います。
- 奥さんが妊娠したという人
- 結婚したばかりの新婚さん
- 妊活中の人
- 妊娠中の奥さんをサポートしたい人
Contents
妊娠がわかってから
どんな反応をすればいい?
妊娠が判明してから、まずは夫に報告をしました。
やはり気になるのが「夫の反応」ですよね。
- びっくりするかな?
- 困った顔をしたらどうしよう
- 喜んでくれるのかな など
いろんなことが気になります。報告を受けた旦那さんに1つアドバイスできるとしたら、それは「無関心な態度はとらない」ということ。
奥さんは妊娠が分かって、いろんな気持ちで報告をしています。無関心な態度が一番傷つきます。仕事でそれどころじゃないなどと言うのは絶対NGです。
奥さんの気持を考えて言動に注意する必要がありますが、無理に喜んだ姿を見せる必要はありません(そういうのってバレるんですよね)
びっくりしたなら、驚いた!と伝えればいいと思います。
そして余裕があれば「言ってくれてありがとう」と伝えてあげてください。
あなたに報告してくれるというのは、あなたを信頼しているから。しっかり感謝を伝えて、今後どうするかを話し合おうという流れがベストだと思います。
注意すること
そして妊娠の報告を受けてからの注意点がいくつかあると思ったのでまとめてみました。
- 奥さんの妊娠を自分の親へ勝手に報告しない
- 友人、職場、近隣の人などへの報告は二人で話し合って決める
- 喫煙はなるべく控える(できればやめてください)
- 奥さんの言動に対して寛容になる
特に、周りに勝手に妊娠を報告されることを嫌う人は多いです。旦那さんは、奥さんの妊娠が分かって嬉しい気持ちでいっぱいで周りに言いたくなるかもしれません。
しかし、妊娠初期は流産などの心配もあります。自分の実家であっても、奥さんにとって義理の母、父です。妊娠を報告して親の喜ぶ顔が見たいのはとてもよくわかりますが、奥さんと話し合ってから報告するタイミングを決めましょう。
病院選びは一緒にしてほしい
妊娠が決まれば、病院選びを始めます。病院選びは奥さん任せにせず、友人に聞いたり、ネットで調べて一緒に決めるのをオススメします。
私は、2〜3件の病院をピックアップして病院選びをしました。
- 口コミはどうか
- 家から通える距離か
- 子どもが生まれた後も診てもらえるかどうか
- 病院の綺麗さ、設備
- 個室があるか
- 分娩方法はどんな種類があるか
- 料金は高すぎないか
などを考えて、実際に候補の病院に夫と一緒に行ってみました。
長い妊娠生活で何度も通う場所なので、受付の人の丁寧な対応や、待合室の広さ、トイレの綺麗さなども見て決めました。
里帰りするかどうかも含め、病院選びは二人で相談して決めるといいと思います。
つわりで辛い時期はどうすればいい?
妊娠初期から、つわりが始まります。
想像している以上につらいものですので、苦しんでいる姿を見て男性はびっくりするかもしれません。
つわりは個人差がありますが、4週〜12週ごろまで続きます。16週ごろになると治まることが多いですが、その時期まで続く人もいます。
1ヶ月以上苦しむなんて考えられますか?
つわりは、全くなかったという人もいますが、船酔いしたような状態がずっと続く人もいて、本当に人それぞれです。
旦那さんにできること、してほしくないこと
- つわりがどのくらいあるかを見る・聞く
- 食べづわりなら、食べられるものを用意してあげる
- つわりで食事を作れる状態じゃないときに「ご飯どうする?」と言わない
- 家事ができていなくても文句を言わない
- 用意したものを食べられなくても怒らない
- 水分を摂るようにサポートする
- においづわりがある場合は、そのにおいを発するものは食べない
- ゴミの処理は旦那さんが行う(排水口の掃除なども)
- タバコはやめる
- 自分の世話は自分でできるようにする(食事や洗濯など)
- 奥さんを責めるような発言はしない
こう挙げるとたくさんあるように思えますが、大切なのは自分の奥さんの様子を良く見たり、聞いたりしてそれに合わせて行動することです。
自分が思うように動けなくなり、旦那さんのサポートを申し訳なく感じてしまう方もいるので、「気にしないで何でも言ってね」と声をかけてあげると安心してくれるかもしれません。
私の場合は、においづわり、たべづわりでした。つわりは5週ごろから始まり、12週ころには終わりました。
私の場合
- お腹がすいたら気持ち悪い
- 食べても気持ち悪い(なんでやねんって感じですが本当にそう)
- キムチ・納豆のニオイが特にダメ
- 米が炊けるニオイはOK
- トマトや豆腐が前より好きになる
- メンタルが弱る
- 白湯を飲むと気持ち悪い
- すぐ疲れる
- やたらと眠い
- マクドナルドのポテトが食べたくなる(笑)
ざっくり言うとこんな感じでした。
妊娠すると味の好みが変わったりすることはよくあるらしく、大好きだった納豆が食べられなくなり、無性にマクドナルドのポテトが食べたくなりました。(なるべく我慢しましたけどストレスにならない程度にたまに食べてました)
そして、我が家で夫がしてくれて嬉しかったことは
- 洗い物をしてくれたこと
- 掃除機をかけてくれたこと
- お風呂掃除をしてくれたこと
- 寝てても、ご飯を作れなくても文句を言わなかったこと
これらがとっても助かりました。
人によって、昨日は食べられた物が、今日はダメだったということもあります。そんなときでも決して奥さんを責めずに、食べられるものを探してあげてください。
妊娠初期、母体の栄養は優先的に赤ちゃんに届くので、お母さんが食べ物を受けつけなくても、赤ちゃんの成長に影響はありません。つわりが辛い時期に、栄養をとらないとと無理する必要はありません。
※水も飲めない状態が続く場合は、病院へ相談しましょう。
安定期に入ってからは?
妊娠5ヶ月から「安定期」と呼ばれる時期に入ります。
安定期に入ると、奥さんの体調も落ち着いてくることが多いですが、旦那さんのサポートは必要です。※安定期と呼ばれているからと、気を緩めるのはNG。
してもらって嬉しかったこと
- 重い荷物は持ってくれる
- 掃除・洗濯を手伝ってくれる
- 胎動を感じたら手を当ててみる(奥さんに許可を取ってからにしましょう)
- お腹に話しかける
- 肩や腰をマッサージする
- ふくらはぎがつったとき(こむら返り)に足をのばしてくれる
- 一緒にウォーキングしてくれる
- 子どもについていろんな話をしてくれる
- 情緒不安定になっているとき、ただ黙って話を聞いてくれる
- 話をしているときはスマホはいじらない
私は安定期に入ってから、こむら返りが起こるようになりました。しかも就寝中。
ふくらはぎがつるなんて初めての経験でした。
いきなり、「う…!!」と声をあげると、夫は「どうした!?」と起きてくれ、「左のふくらはぎがつった」と言うと、足をすね側へゆっくり動かしてくれました。
あー助かった…死ぬか思った…。ということが何度かありました。
出産の痛みはこんなもんじゃない。。と言い聞かせていますが(そもそも痛みの種類が違うんですけど)本当に痛かったので助かりました。
あと、情緒不安定になっているときは黙って話を聞いてくれたのも嬉しかったです。
メンタルがすっかり弱りきっていたので、アドバイスや反対意見などを言われていたらすっかり落ち込んでしまっていたと思います。
育児用品を準備する
安定期に入ると、マタニティ下着や赤ちゃんのグッズを揃える時期になってきます。お腹が大きくなっていくと買い物にいくのも大変になっていきます。
- 赤ちゃんの過ごすスペースについて話し合う
- ベビー用品・マタニティ用品を揃える
- 赤ちゃん本舗や西松屋などに一緒に行く
準備期間が長いほど、じっくりと調べられるので、安定期に入ったら準備を始めていいと思います。旦那さんのサポートがあるととても助かるのでぜひ実践してみてください。
二人の時間を過ごす
赤ちゃんが生まれると、二人きりになることが少なくなるかもしれません。今のうちに思い切り二人の時間を楽しむのもいいかもしれません。
やりたいことを2人で書き出し、できたらチェックをつけていくのも楽しいですし、とてもいい思い出になります!
オススメの過ごし方
- 映画を観に行く
- マタニティフォトを撮る
- 少し贅沢なディナーに行く
- オシャレなカフェにいく
- 高級ホテルに泊まる
- 近場の温泉に行く
- 漫画を読みまくる
- 旅行に行く
※これらは、病院の許可をとってから行うのがいいと思います。旅行などはやめてくださいと言う病院もあるので確認してみましょう。
まとめ
お腹に赤ちゃんがいない旦那さんは、なかなか実感がわかず、親としての自覚も芽生えにくいものです。しかし、妊娠期間中だからこそできることもたくさんあります。
「赤ちゃんに話しかける」というのが恥ずかしいという人もいますが、旦那さんの赤ちゃんと関わろうとする姿は、奥さんに強い安心感を与えられます。一度思い切って話仕掛けてみると案外平気にできるようになるかもしれません。
私は、妊娠期間中にしてもらって「嬉しかったこと」が多ければ多いほど、夫婦の絆も深まっていくと信じています。
これから妊娠生活が始まるという方も、いま奥さんがつわりで苦しんでいるという方も、ぜひパートナーのあなたが一番の味方になってサポートしてあげてくださいね。